2019年10月18日金曜日

カラダを支える動きにはクセがある

図書館で雑誌を手に取りました。暮らしの手帖。朝ドラとかで、モチーフにしたのがなんかありましたよね。

暮らしの手帖をペラペラめくっていたら、『40歳からの体づくり、知っておきたい11のこと』という記事を見かけました。このようなタイトルに当たってしまうのも仕事柄でしょうか。

記事には、「こんな姿勢になってませんか?放っておくと早く老け込み、将来自分の足で立てなくなるかもしれません。」というページが目に止まりした。

暮らしの手帖の記事は、ヘルスリテラシーですね。健康情報リテラシーですよね。年老いてから出なく今より備えよ。という啓蒙しております。ある姿勢はいけないよ。こんな姿勢してませんか。このような歩き方してませんか。と絵図入りで記事がありした。

問題は行えるのか?ということです。『正しい歩き方』ってやろうとしてできるのでしょうか?すでに身に付いてしまってクセ。そうは簡単に直せないものです。クセは治さないと直りません。

動作、仕草、動きは身に付いてしまているのでは無いでしょうか。直すには根気が入ります。クセが邪魔をするからです。無意識の動作があるからです。これを直すには根本より治す必要があります。そのひとつが歪みです。足を組みたくなる方は骨盤と股関節の可動にクセが出ます。偏った筋肉の動作が制限するため動きに偏りが現れます。今回は腕上げ動作について紹介ですので、話を腕に戻します。


前号は上腕の挙上と生理湾曲について紹介しました。
今回は腕が挙上した時の手首の回内と回外についてです。



手首の回内回外挙上時の手首の可動状態立位

挙上時の手のひらの向き仰臥位


[挙上時の手首の可動状態]
腕をまっすぐ耳に沿って、伸ばせることができたとします。その場で可動範囲を観ます。無意識動作と意識動作で観ます。意外と本人が気づかないことが多く現れます。ラケットやクラブを持つスポーツをする人でスコアが伸び悩んでいる方は歪んでいます。筋肉の動きを自ら制限させていることになります。腕の故障、肘も含めて傷める痛くなる人は可動域が狭いです。無理な動きを身につけているためかも知れません。首は大切です。手首。

[挙上時の手のひらの向き]
腕を伸ばして挙上した時にあなたの掌は、手のひらは、どのような向きで動いてますか。これを無意識の動作で見ることが重要です。意識的に動かしても回内で伸ばせなかったりどちらか一方の掌が回外していたりしてると体幹が歪んでいるといえます。左右の肩の可動が狭い可能性があります。また、背筋が伸びていないため肩甲骨周辺の筋肉の可動範囲が狭いためでしょう。例えばバスケットボールでボールを投げる時、ゴールのリング目指しても思ったように投げれない。練習してもコントロールが.....遠投が今一つ。そんな中学生がいたりします。体を支えるクセが治ると運動能力は伸びます。原因はひとつではなかったりします。


誤って動き、脳が学習してしまった動きを解消するには、無意識の動作の中で治すことが重要で効果的です。痛みや疲労の解消も同じです。
次号は指や爪について紹介します。


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